ダメなSEO対策の代表例を6つご紹介
こんにちは、田中ちやこです。
ウェブサイトを運営していく上で重要なSEO対策。
弊社が運営しているペコマガも、「広島 ○○」というキーワードの検索結果でページが上位表示されるようにSEO対策をいろいろ施しています。結果、2020/2/26現在、例えば月間に1万回以上検索されている「広島 ランチ」の検索結果では2位に、「広島 パフェ」「広島 パン」「広島 パンケーキ」等の検索結果では1位にペコマガのページが表示されるようになっています。
今日もがんばるぞ!と記事を書いていたところ、ともさんがこんなことを。
ということで、調べたことをまとめました!
そもそもSEOって…?
SEO とは、「検索エンジン最適化(search engine optimization)」のこと。ユーザーがYahoo!やGoogleなどの検索エンジンでキーワード検索した時に、自身のウェブサイトを検索結果の上位に表示させるための取り組みや手法をいいます。
検索結果の上位に表示されるほど、ページへの訪問者が増えるので、ウェブサイトを運営する場合、SEO対策はとっても大切。
ちなみに、検索結果の順位付けをおこなっているのは、Google独自のアルゴリズム(計算式)。Googleが「このコンテンツはユーザーにとって有益(=質が高い)かな?」と判断するために作られたプログラムです。
ブラックハットSEOとは
ブラックハットSEOとは、とっても簡単に言えば、「Googleのウェブマスター向けガイドライン」に準拠しない不正なSEO手法(スパム)のことです。
Googleが提供するウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)では基本方針が次のように示されています。
・検索エンジンではなく、ユーザーの利便性を最優先に考慮してページを作成する。
・ユーザーをだますようなことをしない。
・検索エンジンでの掲載位置を上げるための不正行為をしない。ランクを競っているサイトや Google 社員に対して自分が行った対策を説明するときに、やましい点がないかどうかが判断の目安です。その他にも、ユーザーにとって役立つかどうか、検索エンジンがなくても同じことをするかどうか、などのポイントを確認してみてください。。
・どうすれば自分のウェブサイトが独自性や、価値、魅力のあるサイトと言えるようになるかを考えてみる。同分野の他のサイトとの差別化を図ります。
引用:ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)
これに準拠しない方法で行われるSEO対策が「ブラックハットSEO」。参考までに、上の基本方針に最大限反抗した文章はこんな感じ↓
- ユーザーの利便性でなく、検索エンジンを最優先にしてページを作成する
- ユーザーをだますようなことをする
- 検索エンジンでの掲載位置を上げるために、やましい不正行為をする
- 他サイトのコピー、独自性のないサイトを作成する
読んだだけでわかる。これはダメ。
つまり、ユーザーのことは考えず、Googleのアルゴリズムに評価してもらうためだけの手法を用いてコンテンツを作るという、よくない方法が「ブラックハットSEO」ということです。
ブラックハットSEOを行うと、スパムサイトとみなされてペナルティの対象になってしまいます。Googleは「場合によってはスパムサイトを Google の検索結果から完全に削除することがあります。」とも公言しているので、絶対に避けたいSEO対策です。
ブラックハットSEOの例6つ
ブラックハットSEOの代表的なものをご紹介します。
被リンクの大量獲得
リンクを購入したり、相互にリンクをたくさん獲得できるシステムを使ったりして、被リンクを大量に獲得すること。「いろいろなページで紹介されている=役に立つ有益なページ」と判断するGoogleアルゴリズムの穴をついた方法。
コピーコンテンツ
別のサイトのコピーをまるまる使ったり、テキストの文末だけを変えたりして作ったコンテンツ。自社で複数のサイトを運営している場合も、同じコンテンツを使い回すと、コピーコンテンツと判断されるリスクがある。
隠しテキスト・隠しリンク
ユーザーには見えないが、検索エンジンには読み取れるような形でキーワードやリンクを挿入する手法。文字を小さくしたり、文字と背景を同じ色にしたりなどの方法がある。Googleアルゴリズムに「関連するキーワードがたくさん入っているから有益だ!」と思わせるための手法。
ワードサラダ
キーワードをつめこんだ不自然な文章。文法としては正しいが、意味が支離滅裂でユーザーの利便性はまったく考えられていない。
クローキング
ユーザーがみるページと、検索エンジンがみるページの2つを用意する方法。検索エンジンがみるページはキーワードをたくさんいれてSEOに特化したものに。ユーザーにとっての読みやすさは無視されている。
悪質なキュレーションサイト
「コンテンツが豊富!」と思わせるために、ただただコンテンツを追加していくキュレーションサイト。結果、コピペによる著作権の問題や、デマ・医療や美容に関する誤情報が発信されるなどの問題が起こった。
ホワイトハットSEOとは
ホワイトハットSEOとは、反対に「Googleのウェブマスター向けガイドライン」に準拠したSEO手法のことです。つまり、ユーザーの利便性を最優先に考えて、有益なコンテンツを増やしつつ、オリジナリティのあるページを作成するという正攻法。
「上位表示させることは手段であって目的ではない」ということを忘れずにSEO対策をしていくことが重要なのです。
ホワイトハットSEOのやり方
「これをやれば絶対正解!」という方法は私たちにもわかりません。
しかしホワイトハットSEOのキーワード「ユーザーの利便性」「有益なコンテンツの充実」「オリジナリティのあるページ」の視点から、ペコマガを運営する上で「これがホワイトハットSEOに当てはまるかな…?」と思ったことをご紹介します。
- 自分たちで取材してコンテンツ(記事)を作る
- 地道に取材を重ねてコンテンツを充実させる
- ユーザーの知りたい情報を取り入れられるように取材・記事を書く
- 内容に適したキーワードを入れてタイトル・大見出しを作る
- こうしたらもっとわかりやすい!の視点でリライト・構造の改善をする
まとめ
Googleアルゴリズムがアップデートされ、ブラックハットSEOはどんどん衰退しています。今回調べていく中で“小手先のテクニックではなく、ユーザーファーストでコンテンツを作っていくことが一番の近道”ということがわかりました!
はっきりとした正解があるわけではないSEO対策。
良かれと思ってやっていたことがペナルティの対象になっていたという事態を起こさないためにも、本当に価値のあるコンテンツを作っていくためにも、