Googleコアアップデートとは?順位が動いたときの確認手順と、2026年のアップデート一覧
2024.10.26「検索順位が急に下がった」「アクセスが半分になった」
こうしたご相談をいただいたとき、最初に確認するのが、Googleのアップデートの時期と重なっていないかです。
特に「コアアップデート」と重なっていた場合、慌てて記事を書き換えるのは、おすすめしません。まず何が起きたのかを整理して、必要なことだけを直したほうが、結果的に早く立て直せるからです。
この記事では、コアアップデートの基本、2026年の実施状況、順位が動いたときの確認手順を、順番にお伝えします。
※この記事の内容は2026年10月1日時点のものです。アップデートの情報は日々更新されるので、最新の状況は、Googleの公式ページ(Google検索ステータスダッシュボード)でご確認ください。
コアアップデートとは?
コアアップデートは、Googleが年に数回行う、検索のランキングの仕組み全体に対する大きな見直しです。
Googleの公式ドキュメントによると、コアアップデートは、有用で信頼できる結果をユーザーに提供するための広範な変更で、特定のサイトや特定のページを狙ったものではありません。ウェブ上のコンテンツが変わっていくのに合わせて、Googleがシステム全体の評価を更新している、という位置づけです。
ここで大事なのは、次の2点です。
- 順位が下がっても、ペナルティではない。ルール違反を理由に罰を受けたわけではありません
- ページに問題がなくても、ほかのページの評価が上がった結果、順位が下がることがある
Googleは、順位が下がっても「間違った修正をしないように」と注意を促しています。場合によっては、修正がまったく必要ないこともあります。
ほかの更新との違い
名前が似ていて、混同しやすいので、整理します。
| 種類 | 何をするものか | 順位が下がったときの意味 |
|---|---|---|
| コアアップデート | 順位の決め方全体の見直し | ペナルティではない。相対的な評価の変化 |
| スパムアップデート | スパムを見つける仕組みの改善 | スパムポリシーに抵触している可能性がある |
| 手動による対策 | Googleの担当者が、違反を確認して行う措置 | Search Consoleに通知が届く |
どれに当てはまるかで、やることが変わります。この違いが分かるだけでも、無駄な修正は減ります。
アップデートの動き(2026年10月時点)
Google検索ステータスダッシュボードで公表されている、直近の主なアップデートです。
| 名称 | 期間 | 種類 |
|---|---|---|
| 2025年12月 コアアップデート | 2025年12月11日〜12月29日 | コア |
| 2026年2月 Discoverアップデート | 2026年2月5日〜2月27日 | Discover(米国の英語のみ) |
| 2026年3月 スパムアップデート | 2026年3月24日〜25日 | スパム |
| 2026年3月 コアアップデート | 2026年3月27日〜4月8日 | コア |
| 2026年5月 コアアップデート | 2026年5月21日〜6月2日 | コア |
| 2026年6月 スパムアップデート | 2026年6月24日〜26日 | スパム |
| 2026年8月 スパムアップデート | 2026年8月18日〜21日 | スパム |
| 2026年9月 スパムアップデート | 2026年9月24日〜(最大2週間) | スパム |
見ておきたい点は、次のとおりです。
- コアアップデートは、2026年は10月1日時点で2回(3月・5月)実施されています
- 実施の時期は、毎年決まっているわけではありません。予告なしに始まります
- ロールアウト(反映)には、1〜2週間ほどかかります
- コアアップデートと、スパムアップデートが、近い時期に来ることもあります。3月は、スパムアップデートの2日後にコアアップデートが始まりました
- ダッシュボードに出ない、小さいアップデートもあります。影響が広くは目立たないので、告知されない、とGoogleは説明しています
順位が動いたときの確認手順
順位やアクセスが急に変わったら、次の順番で確認してください。
手順1:アップデートの日付と、自社の変化の日付を比べる
Google検索ステータスダッシュボードで、直近のアップデートの開始日・終了日を確認します。
自社のアクセスが変わった日が、その期間と重なっているか見てください。重なっていなければ、アップデート以外の原因の可能性が高いです。
重なっていなければ、更新以外の原因の可能性が高いです。手順5へ進んでください。
手順2:ロールアウトの完了を待つ
アップデートの最中は、順位が大きく動きます。途中の数字で判断すると、間違えやすいです。
「完了」の表示が出るまで、待ちましょう。
手順3:Search Consoleで、更新の前後を比べる
おすすめの比べ方は、次のとおりです。
- 完了してから、少なくとも1週間待つ
- その1週間と、更新が始まる前の1週間を比べる
- 更新している最中の日は、比較に入れない
Search Consoleの「検索パフォーマンス」で、同じ長さの期間を選びます。曜日の偏りが出にくいので、1週間ずつ見るのがおすすめです。
手順4:どこが動いたのか、絞り込む
サイト全体が動いたのか、一部のページ・一部のキーワードだけなのかを見ます。
- ページ:どの記事の表示回数やクリックが減ったか
- 検索キーワード:どの言葉で順位が下がったか
- 検索の種類:ウェブ検索、画像、動画、ニュースは、分けて見る
「全体が下がった」のか「特定のページだけ」なのかで、考えるべきことが変わります。
手順5:ほかの原因がないか、切り分ける
アップデート以外にも、順位が動く原因はあります。
- サイトのリニューアルや、URLの変更をしなかったか
- 誤って「noindex」を入れていないか、サイトの設定を変えていないか
- 毎年同じ時期に減る、季節の動きではないか
- Search Consoleに、手動による対策の通知が届いていないか
- インデックス登録のエラーが、急に増えていないか
手順6:順位が入れ替わったページを、実際の検索結果で見る
下がったキーワードで検索して、いま上位にいるのはどんなページかを見てください。
- ページの種類は、自社と同じか。サービス紹介なのか、解説記事なのか、比較記事なのか
- 自社のページにない情報(事例、料金、写真、書き手)が載っていないか
検索結果ページの見方は、[SERPとは?検索結果ページの見方]の記事で、手順を詳しく書いています。
順位が下がったときに、やってはいけないこと
不安になると、つい動きたくなりますが、次の対応は避けてください。
- ロールアウトの最中に、あわててページを書き換える
原因が分からなくなります。完了を待って、データを比べてから動くほうが安全です。 - 全ページを一斉にリライトする
問題がないページまで変えてしまい、かえって評価を落とすことがあります。動いたページに絞ってください。 - 記事を大量に削除する
アクセスがあるページや、他のページから大切にリンクされているページを消すと、逆効果になります。削除は、内容が薄く、役に立っていないページに絞ります。 - 順位を上げたいだけで、中身の薄いページを大量に作る
AIを使うこと自体は問題ありません。役に立たないページを、順位のために大量に作ることは、スパムポリシーで禁止されている「大量生成されたコンテンツの不正使用」に当たります - 被リンクを買う、順位操作のサービスに頼る
スパムポリシーの違反になり、事態が悪化します。
「役に立つ・信頼できる」ページか確認する
下がった原因が、アップデートの影響だと考えられるとき、Googleが示している方向性は、一貫しています。
「人のために作られた、有用で信頼できるコンテンツ」を評価するということです。
具体的に、次の点を自分のサイトに当てはめて、確認してみてください。
1. そのページにしか書けない情報があるか
他のサイトのまとめ直しでは、評価されにくいです。
- 自社の経験、事例、実際の数字
- 現場の写真や、スクリーンショット
- 自分たちの意見や、判断の理由
2. 誰が、なぜ書いたのか分かるか
Googleの品質評価では、E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)が考え方の軸になっています。なかでも、信頼性が中心とされています。
- 記事の執筆者・監修者が、分かるか
- 運営会社の情報(所在地、連絡先)が、はっきりしているか
- 情報の出典が、書かれているか
なお、E-E-A-Tは、ランキングの点数そのものではないと、Googleは説明しています。ただ、「信頼できる情報を評価したい」という方向性を示すものです。
3. 情報が古くなっていないか
特に、制度、料金、ツールの使い方の記事は、古いまま放置されやすいです。
この記事の元になった2024年の記事も、「2024年に入り〜」と書いたまま、1年以上更新されていませんでした。(反省…)
日付が古いまま残っている記事は、それだけで信頼を下げます。
4. 薄いページ・重複したページが、たまっていないか
似たような内容の記事がたくさんあったり、中身の少ないページが多かったりしないか、見直してください。統合したり、書き足したりするのがおすすめです。
5. 土台となる、サイトの使いやすさ
- スマホで見やすいか
- 表示が遅くないか
- 広告やポップアップで、読みにくくなっていないか
ただし、これらは「コアアップデート対策」というより、どんなときも必要な基本です。
改善しても、すぐには戻らない
Googleの案内では、改善の効果が出るまで時間がかかり、次のコアアップデートまで目に見える変化がない場合もあるとされています。
「すぐ戻らないのは、対策が間違っているから」とは限りません。焦らずに、データを見ながら、少しずつ進めてください。
中小企業のサイトが、日頃からやっておきたいこと
アップデートが来てから動くのではなく、普段から整えておくことをおすすめします。
- 半年に1回、記事の見直しをする:
古い情報、薄いページのチェック - Search Consoleを、月に1回は見る:
ふだんの数字を知っておくと、変化に気づけます - 記事に、執筆者・更新日を載せる
- 自社にしかない情報(事例、お客様の声など)を、少しずつ増やす
よくある質問
- Q. コアアップデートは、ペナルティですか?
A. ペナルティではありません。ルール違反に対する措置ではなく、ランキング全体の見直しです。 - Q. コアアップデートは、いつ来ますか?
A. 事前に日程は公表されません。年に数回、実施されます。Google検索ステータスダッシュボードで確認できます。 - Q. 順位が下がったら、すぐ記事を直したほうがいいですか?
A. ロールアウトが完了するまで待ってから、データを見て判断してください。あわてて直すと、原因が分からなくなります。 - Q. 対策すれば、下がらなくなりますか?
A. 「絶対に下がらない」対策はありません。ただ、有用で信頼できるコンテンツを作り続けているサイトは、影響を受けにくい傾向があります。 - Q. コアアップデートとスパムアップデートの違いは何ですか?
A. コアアップデートは、ランキング全体の見直しです。スパムアップデートは、スパムのポリシーに違反するものを見つける仕組みの改善です。
まとめ
- コアアップデートは、ランキング全体の見直し。ペナルティではない
- 2026年は、3月と5月に実施された(○月時点)。時期は予告されない
- 順位が動いたら、日付を確認し、完了を待ち、データで絞り込む
- あわてて全ページを書き換えたり、記事を大量に作ったりしない
- 本当に見直すべきなのは、「そのページにしか書けない情報」と「信頼性」
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「自社の順位が下がった原因が分からない」「どこから直せばいいか分からない」という場合は、お気軽にご相談ください。