広島県広島市｜厚生労働省広島労働局の広島わかものハローワークのホームページをリニューアルしました。

若年層の就職支援を行う「広島わかものハローワーク」の公式サイトをリニューアルしました。
乱雑だった情報を整理し、利用者が目的の情報へスムーズにたどり着けるように再構成。
また、従来は電話・窓口対応のみだった問い合わせを、オンラインでも受け付けられる仕組みを整備しました。

制作の背景と目的

既存サイトは情報が雑多で構造が複雑になっており、求職者が必要な情報を見つけづらい状態でした。
また、デザインも旧来の印象で、若年層に向けた訴求力を高める必要がありました。
さらに、問い合わせや申込受付がすべて電話・窓口対応に限られていたため、オンラインでの接点を設けることも課題でした。

そこで今回のリニューアルでは、以下の点を実現しました。

• 情報の再整理による導線改善
• 若年層に親しみやすいデザイン刷新
• CMS連携による運用の効率化
• オンラインフォーム導入による問い合わせ対応の拡張

制作内容・対応範囲

• 情報設計・サイト構成リニューアル
• デザイン制作
• コーディング（独自CMS対応）
• 問い合わせフォーム実装
• スマートフォン対応
• 納品後の更新マニュアル作成

デザイン・構成のポイント

見やすく整理された情報構造

複雑になっていた情報を「利用方法」「サービス紹介」「セミナー情報」などテーマ別に分類。利用者が“どこを見ればいいか”を直感的に理解できる構成にしました。

親しみと信頼感を両立するビジュアル

若者が抵抗なく閲覧できるよう、やわらかい色合いと現代的なイラストを採用。行政サイトとしての信頼感も損なわないよう、配色バランスや文字サイズにも配慮しています。

オンライン対応の導入

従来の電話・窓口のみの対応を改善し、Webフォームからの問い合わせ・予約を可能に。利用者にとってアクセスしやすく、職員側にとっても対応が効率化できる仕組みを実装しました。

CMSに合わせた設計

既存の独自CMSに対応させ、担当者が容易に更新できるようテンプレート構成を最適化。テキスト・画像の更新操作をシンプルにし、運用負担を軽減しています。

制作視点・こだわり

初回ヒアリングの際、制作担当自身が「ハローワーク＝求人紹介だけの場所」という一般的なイメージを持っていました。
しかし実際には、キャリアカウンセリングやセミナーなど、民間の職業紹介サービスと同等、
あるいはそれ以上に充実した無料サポートを行っていることを知り、
「この良さを正しく伝えるサイトにしたい」と考えました。

そこで、利用の流れやサービス内容を丁寧に整理し、
初めて訪れる若年層でも安心して理解できる導線とデザインを心がけました。
また、クライアント側での更新作業もスムーズに行えるよう、管理画面や入力フィールドの構成も工夫しています。