【清掃業×Webサイト刷新】リピート率97.5%の強みを伝えるデザイン戦略とUX設計
- 業種
- 暮らし・インフラ・工業・メーカー
- 地域
- 広島県広島市佐伯区
- タイプ
- コーポレートサイト
- URL
- https://cls-hiroshima.co.jp/
- 制作内容
- WEBデザイン・コーディング・テキストライティング
リピート率97.5%を誇る有限会社クリーンライフシステム様のWebサイトリニューアル事例です。10年ぶりの刷新にあたり、35年の実績と高い専門性を論理的に整理。機密保持により現場写真の活用が困難という課題に対し、高品質な素材選定と緻密なトーン調整でブランドイメージを統一し、信頼感を醸成する設計を行いました。
1. プロジェクトの背景とお客様の事業内容
有限会社クリーンライフシステム様は、35年以上の歴史を持つ清掃および害虫駆除のスペシャリスト集団です。ダクトや排水管の清掃から、高度な衛生管理が求められる食中毒予防検査まで、環境衛生に関する広範なサービスを展開されています。
同社の最大の強みは、**「リピート率97.5%」**という驚異的な数字に裏打ちされた信頼性です。単なる作業代行に留まらず、現場調査に基づいた「提案型サービス」を提供しており、エビデンスに基づく環境衛生管理の証明書発行も行うなど、極めて専門性の高い事業を展開されています。今回のプロジェクトは、前回の制作から10年以上が経過し、現在の多角的な事業内容とWebサイト上の情報に乖離が生じていたことから、情報の再定義を目的にスタートしました。
2. 解決すべき課題とターゲット設定
リニューアルにあたり、以下の課題を特定しました。
- 情報の陳腐化と不一致: 10年前の構造では、現在の多岐にわたるサービス(食中毒予防検査や証明書発行など)を十分に訴求できておらず、機会損失が生じていた。
- ビジュアルによる信頼性の欠如: デザインの老朽化により、企業としての先進性や清潔感、プロフェッショナルな姿勢が伝わりにくい状態にあった。
- 主要ターゲットへの最適化: 主な顧客層である「食品製造工場」や「飲食店店舗」の担当者が、発注の決め手となる「安心感」と「専門性」を直感的に判断できる導線設計が不足していた。
ターゲットを「衛生管理に対して高いコンプライアンス意識を持つ法人の決裁者・担当者」と再定義し、彼らが安心して相談できるプラットフォームの構築を目指しました。
3. 課題解決のための制作・デザイン戦略
徹底した素材現像による「清潔感」と「統一感」の創出
BtoBの清掃業において、実績写真は信頼の源泉です。しかし、食品工場等の現場は企業機密が多く、実際の施工写真を掲載しにくいという制約がありました。 そこで、高品質な有料素材を活用しつつ、**「1枚ずつの色味調整(現像)」**を徹底。サイト全体のカラーパレットに合わせてシャドウやハイライトを微調整することで、素材写真特有の違和感を排除し、クリーンライフシステム様独自のトーン&マナーを確立しました。
専門性を可視化するコンテンツ構造とUI設計
ユーザーが求める情報を即座に得られるよう、サービスメニューを構造化しました。
- 専門性の強調: 「35年の実績」「リピート率97.5%」といった定量的根拠をファーストビュー近辺に配置し、信頼の裏付けを強調。
- レスポンシブ対応の最適化: 現場担当者がスマートフォンで閲覧するシーンを想定し、タップしやすい導線設計と視認性の高いタイポグラフィを採用。
- 権威性の提示: 証明書発行や検査業務など、他社との差別化要因となるサービスを独立したコンテンツとして扱い、SEOキーワードとしての「環境衛生管理」との親和性を高めました。
信頼を醸成する情報のアクセシビリティ
単に「きれいにする」だけでなく、「なぜその清掃が必要か」という論理的なプロセスを伝えるページ構成としました。これにより、価格競争に巻き込まれない「提案型企業」としてのブランドポジションをWeb上で具現化しています。
4. ディレクターによる総括と今後の展望
今回のリニューアルでは、情報の整理(インフォメーションアーキテクチャ)と、視覚的な信頼感(ビジュアルコミュニケーション)の再構築に重きを置きました。現場写真が使えないという制約を、徹底したデザインワークでプラスに転じ、同社のプロフェッショナリズムを表現できたと考えています。
今後は、制作した基盤をいかに運用していくかが鍵となります。特に「実績紹介」は、具体的な案件名を伏せつつも、「どのような課題に対し、どう解決したか」というプロセスを発信し続けることで、検索エンジンからの評価(SEO)と、見込み客への説得力をさらに高めることが可能です。更新の心理的・作業的ハードルを下げる運用サポートを通じ、同社のさらなる事業拡大に貢献してまいります。