WordPressで関連記事を表示する方法|プラグインの選び方と、内部リンクとして効かせるコツ

記事の最後に「関連記事」が並んでいるサイトは多いです。

ただ、実際にサイトを見ていると、「関連」と書いてあるのに、ただ新しい記事が並んでいるだけというケースをよく見かけます。読者から見れば、関係のない記事です。クリックされませんし、SEOの面でも、あまり意味がありません。

この記事では、WordPressで関連記事を出す方法を3つ比べて、プラグインを選ぶときの見方と、「ちゃんと関連した記事が出る」ための考え方をお伝えします。

※この記事の内容は2026年10月時点のものです。プラグインの仕様やWordPressの管理画面は変わることがあるので、導入前に最新の情報をご確認ください。

関連記事を置く目的は「読者の次の一歩」を用意すること

関連記事とは、いま読んでいる記事と関係が深い、ほかの記事へのリンクのことです。

たとえば「猫の飼い方」の記事を読んでいる人には、「猫の食事」や「トイレのしつけ」の記事を案内する、というイメージです。
置く目的は、2つあります。

  1. 読者が、知りたいことを続けて調べやすくなる
  2. サイト内のリンク(内部リンク)が増え、Googleがページを見つけやすくなる

SEOの面では、何が期待できるのか

Googleの公式ドキュメントには、リンクは「ページの関連性を判断する」ときと、「クロールする新しいページを見つける」ときのシグナルとして使われる、と書かれています。また、関心のあるページには、同じサイトの別のページから少なくとも1つはリンクを張ることが推奨されています。

つまり、関連記事のリンクは、「ページを見つけてもらう」「何のページか伝える」ために役立つものです。

ただし、「置けば順位が上がる」というものではありません。また、「滞在時間を伸ばすこと」自体が目的でもありません。読者にとって役に立つ導線を作る、その結果としてSEOにも良い、と考えるのが正確です。

関連記事を表示する3つの方法

方法は、大きく3つあります。

方法向いているケース長所短所
①手動で本文中にリンクを張る記事数が少ない/重要な記事を確実に案内したい文脈に合った、いちばん質の高い導線になる記事が増えると手間がかかる
②テーマ・コードで出す制作会社に依頼できる/デザインを自由にしたい設計次第で、軽くて自由度が高い実装に手間と知識が必要
③プラグインで出す自分で、手早く導入したいコードを書かずに設定できる選び方を間違えると、重くなったり、関連度が低くなったりする

実際のサイト運営では、プラグインかテーマ側で自動表示しつつ、大事な記事は本文中にも張る、という組み合わせが現実的です。

①手動:本文中の文脈リンク

文章の流れの中に、「〇〇については、こちらの記事で詳しく説明しています」とリンクを入れる方法です。

Googleも、リンクの前後の文章やアンカーテキスト(リンクになっている文字)が、リンク先の内容を理解する手がかりになると説明しています。「こちら」「詳細」といった曖昧な文字より、リンク先の内容が分かる言葉を使ってください。

利用例

悪い例:詳しくは[こちら](#)をご覧ください。
良い例:[ドメインの更新費用の見方](#)については、別の記事で解説しています。

② テーマ・コードで出す

WordPressの標準機能を使って、「同じカテゴリー・同じタグの記事を、新しい順に数件出す」という実装ができます。余計なプラグインが不要で、軽く保ちやすいです。

自社でカスタマイズできない場合は、制作会社に相談するのが確実です。
サイト全体の作り直しと合わせて、関連記事の表示を設計し直す方法もあります。そうした場合は、ホームページのリニューアルも、選択肢のひとつです。

③ プラグインで出す

手早く導入できるのが利点です。次の章で、選び方を説明します。

関連記事プラグインの選び方

関連記事を表示するプラグインは、いくつもあります。代表的な候補として、次のようなものが挙げられます。

  • YARPP(Yet Another Related Posts Plugin):タイトル・タグ・カテゴリなどをもとに関連度を計算します。キャッシュ機能やショートコードがあります
  • Contextual Related Posts:記事のタイトルや本文から、キーワードを拾って関連を判断します
  • Jetpack の関連記事機能:Jetpackを使っている場合に利用できます

ただし、「このプラグインがいちばん良い」とは言い切れません。 更新状況や、お使いのWordPressとの相性で、評価が変わるからです。導入前に、次の点を必ず確認してください。

導入前のチェックポイント

1. 最終更新日と、対応しているWordPressのバージョン

プラグインの詳細ページに「最新3回のメジャーリリースに対してテストされていません」という警告が出ているものは、避けるのが無難です。更新が止まったプラグインは、不具合やセキュリティのリスクがあります。

なお、「プラグインは常にアップデートされているので安心」とは限りません。更新されなくなったものも、実際にあります。

2. 関連度を何で判定するか

「タグ・カテゴリで判定」するタイプと、「本文の文字列で判定」するタイプがあります。後者は、日本語だと精度が出にくいことがあります(日本語は単語の区切りがないため)。迷ったら、タグ・カテゴリで判定できるものを選ぶと安定します。

3. キャッシュ機能があるか

アクセスのたびに関連度を計算するタイプは、サイトが重くなることがあります。

4. 表示のカスタマイズ性

サムネイルつき・テキストのみ、表示件数、見出しの文言などを、設定できるか確認してください。

5. 特定の記事を除外できるか

お問い合わせページなど、関連記事を出したくないページがあるためです。

設定の流れ(プラグインを使う場合)

設定項目の名前は、プラグインによって違います。基本の流れは、次のとおりです。

  1. プラグインをインストールして、有効化する
  2. 関連度の判定基準を決める:
    「カテゴリ」と「タグ」を基準にするのがおすすめです
  3. 表示する件数を決める:
    3〜6件程度が見やすいです。多すぎると、読者が選べなくなります
  4. 表示形式を決める:
    サムネイルつきか、テキストのみか
  5. 表示位置を決める:記事の最後が基本です
  6. 見出しの文言を決める:
    「関連記事」でも構いませんが、「次に読みたい記事」のほうが、クリックしたくなる場合もあります
  7. 除外するページを設定する
  8. 実際の記事で、表示を確認する:
    公開記事を何本か開いて、ちゃんと関連した記事が出ているかを、目で見て確認してください

8番が、いちばん大事です。ここを飛ばすと、意図しない記事の羅列に気づけません。

本当に効くかどうかは、タグ・カテゴリの設計で決まる

どんなに優れたプラグインを入れても、関連度の基準になるタグ・カテゴリがバラバラだと、関連記事は的外れになります。

よくある失敗は、次のようなものです。

  • カテゴリが1つの記事にしかついていない:
    同じカテゴリの記事がほかになく、関連記事が出ない(または関係ない記事が出る)
  • タグが記事ごとに違う表記になっている:
    「SEO」「SEO対策」「seo」が、別のタグとして存在する
  • カテゴリが大雑把すぎる:
    「ブログ」のような、すべての記事が入るカテゴリだけ。結局どの記事も同じ候補になる

関連記事は、サイト全体の整理の結果として表示されるものです。プラグインを入れる前に、カテゴリとタグを見直してみてください。

こちらは弊社運営メディアの例です。

弊社運営メディアぺ「ペコマガ」の関連記事の例

記事に設定してある複数のタグから関係値が大きい順番に記事が並んでいます。
開設当初から何度か調整しており、一番最初のカテゴリやタグ設定、運用方法を考える部分がとても大事だと実感持しました。

関連記事を、内部リンクとして効かせるコツ

記事の最後と、本文中の両方に置く

記事の最後は自動表示、本文中には手動でリンクを入れる、という使い分けがおすすめです。読者が「もっと知りたい」と思う場所に、リンクがあるのが理想です。

不自然な文脈に無理やり入れることは推奨されません。

リンクの文字(アンカーテキスト)に、記事タイトルを使う

サムネイルだけのリンクは、読者にも検索エンジンにも、中身が伝わりにくくなります。画像だけで作る場合は、画像に代替テキスト(alt)を設定してください。

古い記事・内容が薄い記事を出さない

関連度が高くても、古い情報の記事や、中身の少ない記事を案内すると、読者の印象が下がります。除外の設定を使うか、記事そのものを更新してください。

双方向でリンクする

新しい記事から古い記事へのリンクは自動で増えますが、古い記事から新しい記事へのリンクは、手動で足さないと増えません。 新しい記事を公開したら、関連する古い記事にも、リンクを追加しましょう。

Googleが読めるリンクになっているか確認する

Googleが認識できるリンクは、<a>タグにhref属性がついたものです。JavaScriptで後から表示する仕組みのプラグインを使っている場合は、Search Consoleの「URL検査」で、表示されたHTMLにリンクが含まれているかを確認してください。

効果の確認方法

  • Search Console の「リンク」レポート:
    内部リンクの数を、ページごとに確認できます。重要なページなのに、内部リンクが少なすぎないかを見てください
  • Googleアナリティクス:
    関連記事のリンクから、どのくらいクリックされているかを見ます。クリックが少ないなら、表示位置や見出しの文言を見直すサインです
  • 目視:
    定期的に、いくつかの記事を開いて、実際に関連した記事が出ているか確認してください

よくある質問

  • Q. 関連記事は、何件表示するのがいいですか?
    A. ケースバイケースですが、3〜6件が目安です。多すぎると、読者がどれを選べばいいか迷います。
  • Q. 関連記事を置けば、SEOの順位は上がりますか?
    A. 置くだけで上がるわけではありません。内部リンクで、ページを見つけてもらいやすくなったり、ページ同士のつながりが伝わったりする、という効果はあります。ただ、それで順位が直接決まるわけではありません。
  • Q. プラグインを入れると、サイトは重くなりますか?
    A. 選ぶプラグインと設定によります。キャッシュ機能があるものや、表示件数を絞ることで、影響を小さくできます。
  • Q. プラグインなしでも、関連記事は出せますか?
    A. 出せます。テーマ側で実装する方法や、本文中に手動でリンクを張る方法があります。

まとめ

  • 関連記事は、「読者の次の一歩」を用意するための導線。置けば順位が上がる、というものではない
  • 方法は、手動・テーマ側・プラグインの3つ。組み合わせるのが現実的
  • プラグインは、更新状況と、関連度の判定方法を確認して選ぶ
  • 効果を決めるのは、プラグインより、タグ・カテゴリの設計
  • 設定後に、実際に関連した記事が出ているか、必ず目で確認する

関連記事の設計や、サイト全体の内部リンクの見直しが必要でしたら、お気軽にご相談ください。

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