WordPressのバージョンって何が違うの?初心者向けに徹底解説

WordPressを使っているけど、「バージョン」ってよくわからない…
そう思っているあなたも大丈夫!

この記事では、WordPressのバージョンに関する基本的な知識から、最新バージョンと古いバージョンの違い、バージョンアップのメリットとデメリット、安全なバージョンアップの方法まで、初心者にも分かりやすく解説します。

WordPressのバージョンとは?

WordPressのバージョンについて、基礎知識を深めていきましょう。

メジャーバージョンとマイナーバージョンの違い

WordPressのバージョンは、主に「メジャーバージョン」と「マイナーバージョン」の2種類に分けられます。

メジャーバージョン

WordPressの大きな機能追加や構造的な変更が行われる際に更新されます。例えば、WordPress 5.0、6.0といった形で表示され、数字が1つ増えるごとに大きな変化があると考えられます。

マイナーバージョン

セキュリティの脆弱性修正やバグ修正など、小規模な改善が行われる際に更新されます。例えば、WordPress 5.0.1、5.0.2といった形で表示され、メジャーバージョン内の細かい修正を意味します。

メジャーバージョン間の互換性がない場合もあり、テーマやプラグインが対応していないこともあります。マイナーバージョンは基本的に互換性があり、安心してアップデートできます。

なぜWordPressのバージョンが重要なのか?

WordPressのバージョンがなぜ重要なのかを理解することは、あなたのWebサイトの安全性とパフォーマンスを維持するために不可欠です。

最新バージョンへのアップデート3つのメリット

最新バージョンにアップデートすることで、主に3つのメリットがあります。

  1. セキュリティの強化
    最新のWordPressバージョンには、セキュリティ上の脆弱性を修正するパッチが含まれています。これにより、ハッキングや不正アクセスからWebサイトを保護できます。古いバージョンを使用していると、セキュリティリスクが高まり、サイトが攻撃の対象になる可能性が高まります。
  2. 新機能の追加とパフォーマンス向上
    最新バージョンには、新しい機能が追加されたり、既存の機能が改善されたりします。これにより、Webサイトの利便性や表現力が向上し、より多くのことができるようになります。また、パフォーマンスも向上し、表示速度が速くなることで、ユーザーエクスペリエンスが向上します。
  3. 互換性の確保
    最新のWordPressバージョンは、新しいプラグインやテーマとの互換性が高くなっています。古いバージョンを使用していると、新しいプラグインやテーマが正常に動作しない場合があります。これにより、Webサイトの機能が制限されたり、表示が崩れたりする可能性があります。

古いバージョンを使い続けるリスク

古いバージョンのWordPressを使い続けることは、多くのリスクを伴います。

  • セキュリティリスクの増大
    古いバージョンには、セキュリティ上の脆弱性が多数存在します。これらの脆弱性を悪用した攻撃によって、Webサイトが改ざんされたり、個人情報が漏洩したりする可能性があります。
  • サポートの終了
    WordPressの古いバージョンは、一定期間が経過するとサポートが終了します。サポートが終了すると、セキュリティパッチやバグ修正が提供されなくなり、Webサイトが脆弱な状態のまま放置されることになります。
  • プラグインやテーマとの非互換性
    古いバージョンでは、最新のプラグインやテーマが正常に動作しない場合があります。これにより、Webサイトの機能が制限されたり、デザインが崩れたりする可能性があります。
  • パフォーマンスの低下
    古いバージョンは、最新のバージョンに比べてパフォーマンスが低い場合があります。Webサイトの表示速度が遅くなると、ユーザーエクスペリエンスが低下し、SEOにも悪影響を及ぼす可能性があります。

WordPressのバージョンを確認する方法

WordPressのバージョンを確認する方法はいくつかあります。自分のサイトがどのバージョンで動いているのかを知ることは、セキュリティ対策や、プラグイン、テーマの互換性を確認する上で非常に重要です。

管理画面から確認

最も簡単な方法は、WordPressの管理画面にログインすることです。管理画面のダッシュボードや、フッター部分に現在のWordPressのバージョンが表示されています。ログインすればすぐに確認できるので、最も手軽な方法と言えるでしょう。

FTPソフトで確認

FTPソフトを使って、サーバーにアクセスし、WordPressのインストールディレクトリ内にあるwp-includesフォルダ内のversion.phpファイルを開くことでも確認できます。このファイル内には、WordPressのバージョン情報が記述されています。FTPソフトの利用に慣れている方には、この方法もおすすめです。

サーバー情報から確認

レンタルサーバーによっては、サーバー管理画面からWordPressのバージョンを確認できる場合があります。サーバーの情報ページや、WordPressの管理ツールなどから確認できるか確認してみましょう。サーバーの設定によっては、PHPのバージョンも同時に確認できることがあります。

WordPressのバージョンアップ方法

WordPressのバージョンアップは、Webサイトのセキュリティを向上させ、新機能を利用するために非常に重要です。しかし、手順を誤るとサイトに不具合が生じる可能性もあります。ここでは、WordPressのバージョンアップ方法について、準備から手順、注意点までを詳しく解説します。

バージョンアップ前の準備

バージョンアップを安全に行うためには、事前の準備が不可欠です。
以下の点を確認しておきましょう。

  • バックアップの作成
    最も重要な準備は、Webサイトのバックアップです。万が一、バージョンアップに失敗した場合でも、バックアップから元の状態に復元できます。バックアップは、データベースとファイルの両方を作成しておきましょう。多くのレンタルサーバーでは、バックアップ機能が提供されています。プラグインを利用して、簡単にバックアップを作成することも可能です。
  • プラグインとテーマの互換性確認
    使用しているプラグインやテーマが、新しいバージョンのWordPressに対応しているかを確認しましょう。WordPressの管理画面から、プラグインの更新情報を確認できます。テーマについては、テーマの公式サイトで互換性情報を確認しましょう。互換性のないプラグインやテーマを使用していると、バージョンアップ後にサイトが正常に表示されなくなる可能性があります。
  • PHPバージョンの確認
    WordPressは、PHPというプログラミング言語で動作しています。WordPressのバージョンによっては、対応しているPHPのバージョンが異なります。WordPressのバージョンアップ前に、現在利用しているPHPのバージョンを確認し、必要であればPHPのバージョンアップも検討しましょう。PHPのバージョンアップは、Webサイトのパフォーマンス向上にも繋がります。

バージョンアップの手順

準備が完了したら、いよいよバージョンアップです。以下の手順で進めていきましょう。

  1. 管理画面からの自動更新
    WordPressの管理画面にログインし、ダッシュボードに表示される更新通知から、最新バージョンへのアップデートを実行できます。更新ボタンをクリックするだけで、簡単にバージョンアップできます。
  2. 手動更新(FTPソフトを利用)
    管理画面からの自動更新がうまくいかない場合は、手動でバージョンアップを行います。WordPressの公式サイトから、最新バージョンのWordPressファイルをダウンロードします。ダウンロードしたファイルを、FTPソフトを使用してWebサイトのルートディレクトリに上書きします。この際、既存のファイルを上書きするか確認を求められるので、全て上書きを選択します。データベースは、自動的に更新されます。
  3. バージョンの確認
    バージョンアップが完了したら、管理画面のダッシュボードやフッターで、WordPressのバージョンが最新のものになっているかを確認しましょう。サイトが正常に表示されるか、プラグインやテーマが問題なく動作するかを確認し、問題があれば、バックアップから復元しましょう。

バージョンアップ後の注意点

バージョンアップ後も、いくつかの注意点があります。これらを守ることで、Webサイトを安全に運用できます。

  • プラグインとテーマの動作確認
    バージョンアップ後に、プラグインやテーマが正常に動作するかを確認しましょう。問題がある場合は、プラグインやテーマを最新バージョンに更新するか、互換性のあるバージョンに戻すなどの対応が必要です。
  • キャッシュのクリア
    バージョンアップ後、Webサイトの表示がおかしい場合は、ブラウザのキャッシュや、サーバー側のキャッシュをクリアしてみましょう。キャッシュが原因で、古い情報が表示されている可能性があります。
  • セキュリティ対策の再確認
    バージョンアップによって、セキュリティが強化されていますが、同時に、新たな脆弱性が発見される可能性もあります。セキュリティ対策を改めて確認し、必要に応じて、セキュリティプラグインの導入や、パスワードの強化などを行いましょう。

WordPressのバージョンアップは、Webサイトの安全性を保ち、最新の機能を利用するために不可欠です。今回の解説を参考に、安全にバージョンアップを行いましょう。

バージョンアップ後の注意点

バージョンアップが完了した後も、Webサイトを安全に、そして快適に利用し続けるためには、いくつかの注意点があります。これらのポイントを押さえることで、WordPressサイトの安定運用に繋がります。

プラグインとテーマの動作確認

バージョンアップ後、まず確認すべきは、プラグインとテーマが正常に動作するかどうかです。もし、不具合が生じた場合は、以下の対応を検討しましょう。

  • プラグインの更新
    プラグインが最新のWordPressバージョンに対応していない可能性があります。プラグインの管理画面で、最新バージョンへのアップデートを試みましょう。アップデートにより問題が解決することがあります。
  • テーマの確認
    テーマがWordPressの最新バージョンに対応しているか、テーマの公式サイトなどで確認しましょう。テーマの互換性がない場合は、代替テーマの検討や、テーマのアップデートが必要になる場合があります。
  • 互換性のないプラグインの停止
    一部のプラグインが、新しいWordPressバージョンと互換性がない場合があります。問題のあるプラグインを停止し、他のプラグインで代替できないか検討しましょう。

キャッシュのクリア

バージョンアップ後にWebサイトの表示がおかしい場合、ブラウザやサーバーのキャッシュが原因である可能性があります。以下の方法でキャッシュをクリアしましょう。

  • ブラウザのキャッシュクリア
    ご利用のブラウザのキャッシュをクリアすることで、最新の情報が表示されるようになります。ブラウザの設定画面から、キャッシュの削除を行いましょう。
  • サーバーキャッシュのクリア
    サーバーによっては、キャッシュ機能が搭載されています。サーバー管理画面からキャッシュをクリアするか、ご利用のキャッシュプラグインの設定を見直しましょう。

セキュリティ対策の再確認

バージョンアップによって、WordPressのセキュリティは向上しますが、同時に新たな脆弱性が発見される可能性もあります。以下の対策を改めて確認し、Webサイトのセキュリティレベルを維持しましょう。

  • セキュリティプラグインの導入
    セキュリティプラグインを導入することで、Webサイトのセキュリティを強化できます。不正アクセスやマルウェアから保護する機能を利用しましょう。
  • パスワードの強化
    管理画面のパスワードを、複雑なものに変更しましょう。推測されにくいパスワードを設定することで、不正ログインのリスクを低減できます。
  • WAFの導入
    WAF (Web Application Firewall)を導入することで、Webサイトへの攻撃をブロックできます。WAFは、不正なアクセスからWebサイトを保護するのに役立ちます。

バージョンに関するよくある質問(Q&A)

WordPressのバージョンに関する疑問は尽きないものです。ここでは、よくある質問とその回答をQ&A形式でまとめました。あなたの疑問を解消し、WordPressのバージョンに関する理解をさらに深めましょう。

Q1:WordPressの最新バージョンはどこで確認できますか?


A1:WordPressの最新バージョンは、公式サイト(wordpress.org)のトップページで確認できます。また、WordPressの管理画面にログインすると、ダッシュボードの更新情報セクションにも表示されます。

Q2:なぜWordPressのバージョンを最新に保つ必要があるのですか?

A2: 主な理由はセキュリティです。古いバージョンには既知の脆弱性が含まれている可能性があり、サイトが攻撃者の標的になるリスクが高まります。最新バージョンにすることで、セキュリティパッチが適用され、安全性が向上します。また、新機能の追加やパフォーマンスの改善も期待できます。

Q3:プラグインやテーマが最新バージョンに対応しているか、どうすればわかりますか?

A3: プラグインやテーマの管理画面で、対応するWordPressのバージョン情報が記載されていることがほとんどです。更新する前に、必ずプラグインやテーマの公式サイトや開発者ページで、最新バージョンとの互換性を確認しましょう。

Q4:自動更新は設定した方がいいですか?

A4: 基本的には設定しておくことを推奨します。特にセキュリティアップデート(マイナーバージョン)は、自動更新を有効にしておくことで、迅速に脆弱性に対応できます。ただし、メジャーバージョンアップ(例:5.xから6.x)の場合は、互換性の問題が起こる可能性があるため、手動で行う方が安全です。

Q5:バージョンアップに失敗した場合、どうすればいいですか?

A5: まず、冷静にエラーメッセージを確認しましょう。多くの場合、バックアップから復元することで問題を解決できます。バージョンアップを行う前には、必ずサイト全体のバックアップを取得しておくことが非常に重要です。もしバックアップがない場合は、レンタルサーバーのサポートに相談するか、WordPressのコミュニティで助けを求めるのが良いでしょう。

まとめ

この記事では、WordPressのバージョンについて、その重要性や安全な運用方法を解説しました。バージョンアップのメリットを理解し、古いバージョンのリスクを避けることで、あなたのWebサイトをより安全に、そして快適に保つことができます。WordPressのバージョンに関する知識を深め、常に最新の情報を得ることで、サイトのパフォーマンスを最大化し、セキュリティリスクを最小限に抑えましょう。

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