いますぐ確認!Webサイトのセキュリティ対策チェックリスト10選
ウェブサイトのセキュリティ対策は、企業の信頼性を守る上で不可欠です。しかし、何から手をつければいいか分からない方も多いのではないでしょうか。
今回は、開発者・管理者向けに、Webサイトのセキュリティ対策で最低限押さえておくべきポイントを10項目にまとめました。このチェックリストを活用して、自社サイトの安全性を高めましょう。
サーバー・OSのセキュリティ
- サーバーの定期的な更新
サーバーのOSやソフトウェアは、常に最新の状態に保ちましょう。古いバージョンには、既知の脆弱性が存在する可能性があります。 - 不要なサービスの停止
サーバー上で使用していないサービス(FTP、SSHなど)は停止し、攻撃対象を減らしましょう。
サイト自体のセキュリティ
- SSL/TLS化(HTTPS化)
ユーザーとサーバー間の通信を暗号化するSSL/TLS化は必須です。これにより、通信の盗聴や改ざんを防ぎます。 - パスワードの強化
管理画面のパスワードは、推測されにくい複雑なものに設定し、定期的に変更しましょう。二段階認証の導入も効果的です。 - WAF(Web Application Firewall)の導入
WAFは、SQLインジェクションやXSSといったWebアプリケーションの脆弱性を狙った攻撃を検知・防御します。 - 不正アクセス対策
不正なIPアドレスからのアクセスを制限したり、ログインの試行回数を制限するプラグインや設定を導入したりしましょう。
フォーム・入力データのセキュリティ
- XSS(クロスサイトスクリプティング)対策
ユーザーからの入力データは、必ずサニタイズ(無害化)してから画面に表示しましょう。 - CSRF(クロスサイトリクエストフォージェリ)対策
フォームには、CSRFトークンを導入し、意図しないリクエストを防ぎましょう。WordPressの場合は、Nonce機能を利用します。 - SQLインジェクション対策
データベースに接続する際は、プレースホルダやプリペアドステートメントを使い、不正なSQLコマンドの実行を防ぎましょう。
Webサイトのセキュリティを強化!XSSとCSRF攻撃とその対策を解説
CMSのセキュリティ(WordPressの場合)
- WordPressコア・プラグイン・テーマの更新
WordPress本体や使用しているプラグイン、テーマは常に最新版にアップデートしましょう。アップデートには、脆弱性の修正が含まれていることがほとんどです。 - 不要なプラグインの削除
使用していないプラグインを放置しておくと、そのプラグインのセキュリティーホールを攻撃されることがあります。使用されていないプラグインは削除しましょう。 - WordPressで構築されていることをできるだけ隠す
WordPressサイトへの攻撃は、WordPressで構築されたサイトへ向けた攻撃をしてきます。そのため、WordPressが自動出力するタグをできるだけ隠し、ソースを見てもサイトがWordPressで構築されていることがわからないようにするだけで、攻撃対象になるリスクを軽減することができます。 - ログインURLの変更
デフォルトのログインURLへ向けた攻撃を防ぐためにログインURLを変更しましょう。
まとめ
ウェブサイトのセキュリティ対策は、一度行えば終わりではありません。新しい脅威は日々生まれており、継続的な監視と対策が不可欠です。
このチェックリストを参考に、自社サイトのセキュリティリスクを定期的に見直し、ユーザーに安心してもらえるWebサイトを運営していきましょう。もし、セキュリティ対策について不安な事があれば、お気軽にご相談ください。